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犬と子供に育てられた経営者

2021年10月21日

株式会社ワンコワークス代表
飯島志保さんを講師にお迎えし、ご講演いただきました。

犬のしつけ教材で日本一の実績を持ち
全国・海外にも多くのファンを抱える飯島さん。

その実績だけを聞くと
「成功した経営者」の話だと思ってしまいます。

しかし実際にお話を伺うと
そこにあったのは華やかな成功談ではありませんでした。

むしろ、数え切れないほどの困難と
失敗を乗り越えながら
一歩ずつ人生を切り拓いてきた
非常に泥臭く、人間味あふれるお話でした。

「犬を飼ったけれど、こんなはずじゃなかった」

そんな飼い主を一人でも減らしたい。
そして犬の殺処分ゼロに貢献し
人も犬も幸せに暮らせる社会をつくりたい。

単なる「犬のしつけ」を提供している会社ではなく
その先にある社会課題の解決を
目指していることが伝わってきました。

また、オンライン教材や
コミュニティづくりについてのお話も
とても印象的でした。

教材を販売して終わりではなく
購入者同士が励まし合い
学び続けられる環境を整えることで
長く価値を提供し続ける。

ビジネスモデルとしても
非常に参考になる内容でしたが
それ以上に感じたのは

「お客様に最後まで責任を持ちたい」

という姿勢でした。

売上を上げることよりも
お客様に成果を出してもらうこと。

その考え方が、多くのファンを生み出している
理由なのだと感じました。

しかし今回の講演で最も心に残ったのは
ここから始まる飯島さんご自身の
人生のお話でした。

高校時代、幼なじみの留学をきっかけに
自らもアメリカへ高校留学。

言葉も文化も違う世界で
ホストファミリーとのトラブルや
病気による強制帰国の危機など
次々と困難に直面します。

普通なら諦めて帰国してしまうような状況でも
自ら新しい学校を探し
ホストファミリーを見つけ
多くの人の力を借りながら道を切り拓いていきました。

その経験から得た言葉が

「なんとかなる、ではない。自分でなんとかする。」

という考え方です。

この言葉には
会場中が引き込まれたように感じました。

経営者も同じです。

景気が悪いから。

人が採れないから。
時代が変わったから。

そう言っていても現実は変わりません。

目の前の問題をどう解決するか。
その積み重ねが、未来をつくっていくのだと
改めて感じました。

さらに結婚後は、無職の夫、母親の闘病
生活を支える責任など、次々と人生の試練が訪れます。

それでも目の前の課題から逃げず
一つひとつ解決し続けてきた結果が
現在の事業につながっています。

飯島さんは講演の中で

「綿密なビジネスプランを立ててここまで来たわけではない」

とお話しされていました。

人生のピンチに直面するたび
必死に考え、行動し
その経験が次の成長につながっていった。

だからこそ机上の理論ではない
本物の説得力がありました。

成功している人を見ると
その結果だけを見てしまいがちです。

しかし、その裏側には
人には見えない苦労や挑戦
そして何度も立ち上がってきた歴史があります。

今回のお話は
それを改めて気づかせてくれる時間でした。

寺子屋経営塾が大切にしている「徳ある経営」とは
利益だけを追い求める経営ではありません。

目の前のお客様に誠実に向き合い
社会に必要とされる価値を提供し続けること。

そしてどんな困難に直面しても
人として成長し続けながら
本業を通じて社会に貢献していくことです。

飯島さんのお話には
その姿勢が随所に表れていました。

理念を掲げるだけではなく
自らの人生で実践し続けてきたからこそ
多くの人の心を動かすのだと思います。

寺子屋経営塾では、こうした経験や価値観を共有し
お互いに学び、高め合える仲間が集まっています。

知識やノウハウだけではない

「人としてどう生きるか」
「経営者としてどう在るか」

を学べる場所です。

今回の講演を通して
その大切さを改めて実感しました。

これからも本業を通じて社会に貢献し
地域に必要とされる企業を
一社でも多く増やしていくために。

寺子屋経営塾は「徳ある経営」の実践を
これからも大切に歩み続けていきます。