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しくじりから学び、笑顔工学の専門家になった話

2021年3月9日

「徳ある経営」と聞いて
あなたは何を思い浮かべるでしょうか。

 

立派な理念。
社会貢献。
社員を大切にする姿勢。

 

どれも間違いではありません。

しかし理念を掲げるだけで徳が備わるなら
世の中はもっと良くなっているはずです。

 

徳ある経営とは思想ではありません。
日々の意思決定に現れる

“態度”

 

です。

 

先日の講演で語られたのは
「しくじり」から学ぶ姿勢でした。

人は必ず失敗する。
経営者であればなおさらです。

問題は失敗することではない。
失敗をどう扱うかです。

 

失敗を隠す経営は、必ず組織を弱くします。
トップが保身に走れば
現場も本音を言わなくなる。

やがて不都合な情報は上がらなくなり
組織は静かに腐ります。

一方で、失敗を開示し
学びに変える経営は強い。
なぜならそこには

 

「正直さ」

「改善意志」

 

があるからです。

徳とは能力の高さではありません。
誤りを認める勇気です。

また、弱みをどう扱うかも同じです。

運動が苦手だったから読書に没頭した。
挫折を経験したからこそ他者の痛みがわかる。

欠点やコンプレックスは
視点を変えれば独自性になります。

 

しかしそれは放っておけば
強みに変わるわけではない。


向き合い
掘り下げ
意味づけをし

行動に落とすからこそ価値になるのです。

 

経営も同様です。

・業績が落ちた
・人が辞めた
・挑戦が失敗した

そこで誰のせいにするのか。

環境のせいか
部下のせいか
それとも自らの意思決定を見直すのか。

 

徳ある経営とは

「責任の引き受け方」

に表れます。

 

さらに言えば徳は

“平時”よりも
“逆風時”にこそ試されます。

売上が順調なときに
理念を語るのは簡単です。

 

苦しい局面でなお

誠実な判断ができるか。
短期利益よりも信頼を選べるか。

そこに本質があります。

 

そしてもう一つ。

徳ある経営は学び続ける姿勢

 

を持っています。

 

寺子屋経営塾は
対話と探究の場です。

正解を教わる場所ではなく
問いを深める場所。

経営者が学びを止めた瞬間
組織の成長も止まります。

講演を聞いて
「いい話だった」で終わるのは簡単です。
しかし、徳は感動では育ちません。
実践でしか磨かれない。

 

今日から何を変えるのか。

・失敗を共有する場をつくるのか

・理念を意思決定の基準にするのか

・耳の痛い意見を歓迎する空気をつくるのか

 

一つでいい。
具体的な行動に落としてください。

徳ある経営とは
特別な経営ではありません。
当たり前を、徹底する経営です。

そしてそれは
経営者自身の在り方からしか始まりません。

理念を掲げるだけの経営で終わるのか。
それとも、実践する経営へ進むのか。
問われているのは、常にトップです。