株式会社One’s Smile 代表の大西と申します。
12月14日は2022年最後の
寺子屋経営塾の開催がありました。
フジコン株式会社
大島右京 社長
にご登壇頂き
非常に有意義な時間を
過ごすことができました。
以下感想となります。
講演テーマ
人を動かす組織作り
講演内容
①自己紹介
②会社紹介
③3つの事件
・現場からの手紙
・事業承継却下
・退職の増加
④まとめ
講演の感想
フジコン株式会社さまは
電子部品(端子台)メーカーで
2022年で創業56年を迎えられました。
フジ⇒富士山
コン⇒コネクト・繋ぐ
の意味を持った社名です。
面白い点が、宇宙ビジネス事業部で
月にも事業所があるとの事です(笑)
100年続く企業を目指しており
コンセプト、経営理念などを見える化し
社員の方に共有をされています。
従業員ファーストの方針を取られており
非常に風通しの良い組織風土で
健康経営優良法人の認定も受けています。
大島社長は2代目社長で
今でこそ各メディアに取り上げられるほどの
優良経営を行っていらっしゃいますが
事業承継の際には大変苦労されたようです。
大きく3つの事件がありましたが
その中でも私が特に感銘を受けたのは
1つ目の事件
「現場からの手紙」
に関する事です。
大島社長は入社当初は
「社長付」として入社され
入社11年目に山梨工場長になられました。
その時に、先代社長宛てに
匿名で抗議の手紙
が届いたのです。
当時の手紙も見せて頂きましたが
現場経験も無い次期社長が上司となり
現場社員の方はかなりの不満を
抱いていたようです。
離職率も上がり
大島社長もかなり悩まれたようですが
抗議内容、現場社員の方の不満に
真摯に向き合い
現場を体験し課題を共有改善
客観的に工場内の課題を整理し改革
を行いました。
結果、山梨工場の環境、業績が大幅に改善され
現場社員の方からの信頼を得ることが出来ました。
素晴らしいと感じたことは2点です。
1点目は
現場の方から抗議の手紙が届いたにも関わらず
その現場に立とうと行動された事です。
私はこれまでも
2代目社長のお話を聞く機会は多くありましたが
やはり現場の方の信頼を得ることに
皆さん苦労されているようです。
現場の方から抗議があった際は
2代目社長の方はむしろ
高圧的になる事も多いようですが
大島社長は
抗議があった事実に真摯に向き合い
現場を体験することによって課題を解決されました。
経営者、次期社長というプライドは
なかなか捨てることが
出来ない事ではありますが
そのプライドは捨て
ただ目の前の課題に真摯に向き合う
このような姿勢は是非見習いたいと思います。
2点目は
現場体験、客観的な視点の2方向から
改善を行ったという事です。
自身に対する抗議があったにもかかわらず
冷静になり客観的になることは
簡単では無いと思います。
大島社長はこのような状況でも
内部、外部、2つの視点から
現状の課題を解決されました。
どのような課題が発生しても
冷静に、客観的になれること
また
複数の視点を常に持ち行動することは
経営者に取って
非常に重要な事であると感じました。
他にも感銘を受けた箇所は多々ありますが
詳しい講演の内容は会員限定動画で
実際の講演を閲覧することが出来ます。
会員の方は会員サイトに
アクセスすればすぐに閲覧でき
会員で無い方は会員になれば閲覧が可能です。
寺子屋経営塾では定期的にイベントを開催し
諸先輩方の講演を聞くことにより
自身の成長、自社の成長に
繋げることが出来ますので
是非皆さんもお仲間になって頂けると幸いです。
大島社長の講演は
私が参加した過去の講演の中でも
1、2位に入るほど
素晴らしい、非常に勉強になる内容でした。
また次回の講演も楽しみにしております。
ありがとうございました。
株式会社One’s Smile
代表取締役 大西 裕樹