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経営は戦略に従う -敗ける戦いは決してしてはならない-

2022年7月25日

毎年この時期になると

2度も原子爆弾を落とした国と

その爆弾の犠牲になった方々の無念を想います。

改めて今日の我が国が

先人の方々のお陰で成立しているのだと

感謝の念こそ生まれ、死者の威を借りて

プロパガンダを熱唱するつもりは毛頭ありません。

 

広島の慰霊碑には

「過ちは二度と繰り返しませぬ」

と書かれてありますが、

正しくその通りで

敗ける戦争を2度と繰り返してはいけない。

戦略的にものごとを推進する力こそ

いま求められているのではないでしょうか。

 

D・チャンドラーの経営学の古典的名著

『組織は戦略に従う』

この書では経営にはタスクとしての仕事も重要だが

経営体をどのように動かしていくのが

中長期的な戦略も必要であると

ケーススタディで読み解いていきました。

 

将来への戦略がなく、日々の仕事に追われ

業務をこなすようは経営体は

死ぬとチャンドラーは喝破します。

まさしく、経営は戦略に従い

戦略なき組織はつぶれるのでしょう。

 

考えてみるに先の大戦も

戦略があったのかなかったのか。

日々の業務にのみ勤しみ

中長期的な戦略なく

波間を漂う経営者は淘汰されていくのでしょう。

敗ける戦いは決してしてはならない。

戦う前に戦略で勝つ。

そのようなしたたかな視点が

経営者には必要でしょう。