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靖國神社のみたままつりで考える経営者の国家観

2022年7月10日

東京の夏の風物詩の一つに

靖國神社で行われる

みたままつり

があります。

7月13日の前夜祭から始まり

14日~16日まで行われる

当神社の一大イベントです。

 

境内にお祀りされる大小の提灯は

3万をゆうに超える数で

例年多くの方の賑わいを見せております。

残念ながら感染症対策から

露店の出店は今年もありません。

しかし、みたまを安んずる気持ちが最も重要であり

リスクを鑑みながらも実施する神社の姿勢には

大きく賛成できるところがあります。

 

靖國は言わずと知れた

戦没者を御祭神として祀る神社であり

246万柱(はしら)以上の方々を

お祀りされた神社です。

元来は招魂社といい各地に設けられた

戦没者の御社が発端であり

戊辰戦争から続く戦役で

亡くなられた方々がお祀りされております。

 

あまり知られていないのですが

靖國にお祀りされているのは

軍人や軍属の方々ばかりでなく

対馬丸の学童疎開の子供たちや

ひめゆりの塔で有名なひめゆり部隊

ソ連(当時)の侵略に最期まで務めを全うした

真岡郵便局の女子電話交換手など

日本の未来のために文字通り

生命を賭して亡くなられた方々もおられます。

 

私自身は経営者や経営に携わる人間には

国家観、つまり国家をどのように観るのか

確かな視点が必要だと思っております。

それは経営をするにあたり

国家というものの歴史や考えを無視して

得手勝手な事業を進めることは

うまくいかないと予見するからです。

 

伝統に則った事業や考えは

不思議とうまくいきますが

歴史から逸脱した事業や考えは

なぜか途中で破綻します。

永続的に事業をするのであれば

国家の歴史を鑑み

経営に国家観を採り入れることが必須でしょう。

4日間ある靖國神社のみたままつりで

その一端に触れてみてはいかがでしょうか。